仕事をする上でチームワークを意識することは大切である。けれども時として、自分の業務を優先するあまりに、このチームワークをおざなりにしがちである。そのような時に考えたいことがいくつかある。まず仕事をする上で積み上げるべきスキルというものがある。これは個々の業務に必要な能力だけではなく、年齢を重ねると共に求められる能力でもある。指導力やチーム全体のマネジメント能力、クライアントに対するコミュニケーション能力などが挙げられる。これらは自分の業務だけに取り組んでいては備わりにくいものだ。ではどのようにすれば身に付くのかと言うと、チームワークを意識して他のメンバーと接することである。例えば困っている人がいれば手助けをする、分からないことがあれば教えるといったことである。このような行為を通してコミュニケーション能力や指導力、あるいはチーム全体を俯瞰することによるマネジメント能力が備わるのだ。もし自分が将来、リーダーとして管理職を目指したりマネージャーとして活躍したいと思うのであれば、このような活動を意識的に行うことが必要だ。もちろんそのような活躍を望んではいないとしても、能力を備えていかなければ年齢を重ねた時に会社での居場所を失うことになりかねない。例えばエンジニアの場合、前線の開発業務に関われる期間は短いものだ。マネジメント能力を身に付けておかなければ、やがては下請けや孫請け会社へと回されて給料も大幅に下がる可能性もある。